演奏会で見かける、マナー違反の数々
どうも!タラッタです。
昨日、母親が観劇に行き、帰るや否や、まわりのオバサンたちのマナーが悪くてたまんなかったとのこと!私は、「ありそうありそう」と思いながら、話を聴いとりました。
そこで今回、演奏会・コンサート等でよくありがちなマナー違反について、列挙していこうと思います。
お話の順番
よくあるマナー違反
以下、よくあるマナー違反です。
喋り出す
冒頭の母も、開口一番「オバサンたちが喋っとってうるさかった」でした。
オバサンたちは共感を得合いたいのでしょうか、今舞台で行われてとる事に対して感想を言い合ったり、興奮し出したりすることがあります。
「あー、あの右の人が例の○○だわ」
「あらそう!イケメンじゃないの~」
「なになに!この前ね、一緒にどこどこへ行ったときね、○○が・・・」
といった具合で会話が進んでいくんです。これを大声で、というわけではないですが、周辺にやや聞こえる声で喋る。この “ やや聞こえる ” という点が、またなんかコソコソしとって腹が立ちます。いや、聞こえとりますよ十分に!^^; それに頭が動くで目に付きます。
この例以外にも、「何を歌っとるか分っからんッ」とボヤく人もおるし、「あんまうまくないね」「うんうん」と陰口を言い出す人も見たことがあります。
お菓子を食べ出す・お茶を飲み出す
とある演奏会で、隣のオバサン(というかBBA)がガサガサゴソゴソ。何を取り出すのかと横目でチラチラ見とったら、饅頭を取り出して、そのまま包みをベリベリ開けて、パクリッ・・・モグモグ。
「おい!」と言いたくなりましたが、それを言ったら言ったで周りに迷惑になるので言えず。そもそもそんな勇気、無い。
というわけで、イライラを我慢しながら見過ごしました。まあ、ニオイとか無かったんで良かったんですが、もしニオイがあったらたまったもんではないですね。
しかしニオイがなくても、音を立てられたり手を動かされたり、モグモグと顎を動かされたりすれば、気が散る。特に演奏会中は、私も聴覚をはじめ五感が敏感になっとります。シートを汚してもいかんので、飲食は、休憩時間に決められた場所でどうぞ。
撮り出す
自分のかわいい子供やお気に入りの演者が舞台におったりすると、スマホでピコンと撮り出すオバサン。私は見ました。何度も何度もやっとって、周りから凄まじい視線。私はすぐ後ろの席だったため、そいつは視界を遮りやがりました。困ったものです。
やがてスタッフの方が注意しに行ったんで良かったんですが、やめてほしい。そんなん撮って後で見ても、やっぱり目で見たものより劣ります。舞台・演奏は、撮影なんかよりもしっかり目に焼け付けておくのがええです。
扇ぎ出す
特に夏場に言えることですが、いきなり扇子や団扇を取り出して、扇ぎ出すオバサンを見たこともあります。というか、隣でやられたことがあります。
暑いのは理解できました(本当に暑かった!)が、その風のせいでオバサンのニオイがプワ~ンと漂ってきたのが嫌だったし、風がなんか気持ち悪くて不快な気分になりました。肌をなでまわす、あのムズっとした感じ・・・。やめてちょ。
香水の付け過ぎ
香水は、通りざまにほのかに香るのがええのです。あからさまにブワ~ンと臭ってくると、演奏に集中することができません。香水を付けるのはほどほどにしたほうがええですね。
イビキ
演奏がつまらないのか、よほど気持ちがええのか分かりませんが、イビキをかいて眠るオッサンを何度か見たことがあります。シートにもたれるようにデーンと座って、グワ~グワ~と。これは大変迷惑です。
まあ、イビキっていうのは無意識のうちに出るもんだで、ある意味仕方がないかもしれません。私の父は毎晩、グヲ~~~ップシュルシュルシュル・・・と凄まじいイビキをかいたり寝言を言って眠っとります(隣の部屋なのにあからさまに聞こえてくる!)が、本人は無自覚のようですw
イビキは、色々なことが原因となって引き起こされとるといった話も聞くで、改善するのはけっこう難しいんかもしれません。
が、演奏会中はやめてもらいたい!というのが本音です。止めるのが無理だと分かっとっても、生理的に無理なものは、やはり無理です。演奏の妨げになります。
脚組み
広いシートならまだしも、たいていの会場はけっこう窮屈です。そんなところで堂々と脚組みをされると、邪魔で仕方がありません。
私なんか潔癖性だで、その人の靴が自分のズボンやカバンに当たった時点で発狂したくなることがあります。たとえ当たらないとしても、「あとちょっとで当たる当たる当たるーーーッ!!やめてーーーッ!!!」と心ん中で叫んどることもありますw
脚を組みたくなることはあるし、私だって、隣に人がおらんけりゃ脚を組んだりすることがあります。でも、隣に人がおったりすれば、当然そんなことはできません。前に人がおるときも、前のシートにガンってぶつけたら迷惑になります。
そうそうないマナー違反
過去に1回だけあったかなかったかというマナー違反です。
お食事中の方、ご注意ください。
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ではいきます!
おしっこ臭い
隣に来たおじいちゃん。おしっこ臭くてたまりませんでした。
まあ、お年寄りだと仕方がないことですし、音楽を聴く権利だってあります。でも、本当に臭くて嫌になってまった!鼻をつくような、あの臭い、覚えとります今でも。
ちなみにそのおじいちゃん、杖をついとったんですが、列と列の間の狭いところを歩いとる際、杖を振り上げたときに前の子供の頭に当たったんです。それで子供は「痛ッ」と振り向いたんですが、おじいちゃんは気付かず・・・。
付き添いの人が必要だったように思うなあ、あれは。
うんこ臭い
そんなにあるようなことではないです。以前運悪く、(どこだったかいつだったか、そもそもそれが演奏会だったのかさえ忘れましたが)、隣のオバサンがうんこ臭かったことがあります。
まあ、さすがにお漏らしほどのものではなかったですが、オナラをこいとったんでしょうか、何度もかすかな異臭がしてきました。「かすか」と書きましたが、これはツラいものがありますね。
電車とかでもごくたまにあります。若い爽やかなサラリーマンからそういったニオイがしたときは、ちょっとショックでしたね。「あ、若くても臭うんだ」って。それどころか「自分も臭ってたらどうしよう」って。
咳の連発
本当の風邪なのか単なる空咳なのか分かりませんが、咳を連発されると実に不愉快。風邪だとしたら「マスクしろや!」と思いますし、空咳であっても、「原因を特定しろや!」「その癖やめろや!」って思ったりします。
是非、臭わない飴をこっそりなめてもらいたいものです。もちろん無音で(って、演奏会では飴をねぶるのもマナー違反だけど)。
ついこの前 カフェで休憩しとったときにも、隣の隣におった大学生らしき男2人組の先輩とおぼしき奴が、何度も空咳をしとったんです。
「それでさー、誰々とさ、ケホッケホッ、どこどこに行ったときにさ、俺がああしてこうしてと言ったんだけどさー、こうこうこうだから、ケホッケホッ、本当はこんな感じにしないといかんくないー?てかさー、ケホッケホッ・・・(つづく)」
という感じで、話の途中に咳が入ってたんです。しかもその咳、毎回同じリズム。咄嗟に顔を左に向けて手も口の所に咄嗟に当てて、ケホッケホッ としとりましたね。わざと?と思わざるを得ないほど、不自然な空咳でした。相手も注意しろよ!ま、後輩だで無理か。
似たような奴が、高校んときの同級生男子にもおりました。何?若い男って咳したくなるの?若気の至り?・・・何ですかね、あれ。とにかく、演奏会でやられたらたまりませんな。
ほかに考えられるマナー違反
考えられるマナー違反はたくさんあります。固いようですが、当たり前になれば何てことありません。
遅刻や駆け込み
時間を操ることができればええのですが、そうはいきません。どうしても遅刻をしちゃうことや、開演ギリギリになってまうこともあると思います。
遅刻するなら曲と曲の間にしましょう(係員がいたら従う)。それでも隣の人に「なんだよ~来るんかよ~」「うぜっ!」と思われるでしょう。もっといかんのは開演ギリギリの駆け込みで、既に聴く気満々の人の邪魔をすることになります。
できる限り時間を逆算して準備し、会場に向かいましょう。開場時間に着くつもりくらいがちょうどええですね。プログラムもゆっくり読めるし^^
拍手のタイミングを外しまくる
拍手のタイミングを外すことは、人間ならばありうること。仕方がないことです。でも、何度も同じ過ちを繰り返すと、たとえ悪気が無くても「おいおい」と周りから冷ややかな目で見られることでしょう。
クラシックの演奏会だと、例えば第1楽章から第4楽章までの交響曲なら、楽章と楽章の間で拍手をせんのが慣例です。本当に感動して拍手しそうになっても、そこはなるべく冷静に体裁を保つようにしたいものです。
拍手するタイミングが分からないビギナーの方は、周りの雰囲気に合わせて拍手をすればええでしょう。ただ、ビギナーばかりが集まる演奏会だとそうもいかんので、ある程度きちんとしたのを一度聴きに行って学ぶとええですね。DVD等のライブ映像でもええでしょう。
贈り物を直接渡してしまう
花束や手土産などがある場合は、直接舞台に渡しに行くのではなく、贈り物の受付に持っていきましょう。どうしても舞台のところで渡したい場合もあると思うんで、そんなときはあらかじめ会場に相談したほうがええわな。
場違いすぎる服装をしてしまう
服装は基本的に自由ですが、あまりにヘンテコな格好はやめときましょう。極端な例だと、体操服やジャージで観に行くのはもちろんブーな場合が多い。体育大会をコンセプトにした演奏会なら、それもアリかもですが。
一般的には、小綺麗ならOKですね。5,000円以下の庶民的な演奏会なら、日本の場合ジーンズでも問題ナッシングでござるよ!万近くの演奏会だと、ジーパンはさすがに「自分ってみすぼらしいな」と感じることがあるかも。
・・・あくまで私の経験上のお話ですが。
高級感のある演奏会とかに正装して行く場合は、きちんとマナーを調べてから出向くのが良いかもですね。日本ではあまり細かいこと言われんですが、外国だとそういう服装・マナーにシビアなところもあるみたいです。
指定席の移動
自由席の場合は、休憩中なら動いてもOKでしょうし、曲間でも ちょいと隣に移るくらいならええと思います。
が、指定席の場合は、「指定」という契約の下でチケットを購入しとるはず。席が違えば料金が違ってくることもあるし、「空いとるでええわー」と思ってもその後その席の人が現れるかもしれんし、何しろ「契約違反」というタブーを犯しとることになります。
それはいかんですね。
手荷物による占領や雑音
カバンや傘などをホールに持ち込むときは、必ず他のお客さんの迷惑にならないように置くことが大切です。カバンなら床の下や膝の上(私は潔癖性だで絶対に膝の上!床に置くなんて汚くて無理!)、傘も、倒れたり水をまいたりせんように勘考して持ち込みましょう。
手荷物はクロークという手荷物預かり所に預けることもできます。でも小演奏会とかだとクロークに係員がおらんこともあるで、演奏会に行くときはなるべく身軽に出向きたいものですね。
それと席占領ですが、もちろん、先に自分や友人がとった席で、かつ人数分ならOKだと思います。来るかどうかも分からん人や遅刻者のために占領したり、自分の隣に人が来るのが嫌だといって占領するのは、なるべく控えたいですね(これは、混み具合とか指定席か否かなどにもよります)。
臭うおくび(ゲップ)
おくび、すなわちゲップは、当然人間の生理的な行為です。
しかし、音を立てるのはもちろん、音が出なくても周辺に異臭が漂うようなおくびは避けるべきですね。でも出ちゃうものは仕方がないので、あらかじめ臭うものを食べないことが肝心です。
焼肉、唐揚げ、ラーメン、ペペロンチーノ、カレーライス、そして生ネギ・生タマネギやニラの入ったものなど、こういったものを食べた後は、おくびをすると臭う傾向にあります。万一食べてしまったら、ブレスケアを入念にしましょう。
あまり深く考えずに、しれっとこなそう
マナー違反の事例を挙げてきましたが、あまり「ねばならない」「べきだ」と考えすぎると、演奏会を愉しむことができなくなります。それこそ、演奏者に対する最大のマナー違反とも言えるので、「やってみよう」と気楽に構えてマナーを守りましょう。
どれも、何度か演奏会に足を運んどるうちに慣れてくるものばかりです。ガチガチにがんじがらめになる必要はありません。朗らかな気持ちで、ゆったり深く腰掛け、ただただその場の雰囲気を感じ取るようにします。
音などは「演奏中は立てていけない」というよりも、「立てないようにあらかじめ整えておく」と考えると良いでしょう。気を付けた上で万一鳴ってしまっても、そういった失敗は仕方がないです。そのくらいの気持ちで演奏会に出向かれてみてください。
マナーというのは「決められているからやる」んではありません。そもそも決められとらんことも多いです。他人の立場に立って、「どうすれば快く過ごせるか?」に焦点を当てておくことが大切ですね。
あ、携帯電話・スマホについては書きませんでしたが、ま、ええよね^^