音楽教室での生徒引き抜き行為について改善を願う

音楽教室での生徒引き抜き

ども!タラッタです。

私は一応演奏者であり、同時に声楽などをマンツーマンで教える者でもありますが、俗にいう「フリーランス」です。

フリーランスは、企業に雇用されて上司の指揮命令下で働く人に比べると、自由がたくさんあるかのように思えます。

私自身も、業務委託で講師の仕事をさせていただいておるわけですが、上からの指示等に縛られることなく自分の好きなようにできるのは、大変ありがたく思っています。

しかし、意外にルールが厳しい。

たとえば私の場合だと、「引き抜きの禁止」などがそれにあたります。

引き抜きとは、たとえば私が、今業務委託でやっているレッスン(Aとします)のほか、個人経営でのプライベートレッスン(Bとします)をやっているとしたとき、Aの生徒をBの生徒に勧誘することをいいます。

また、企業などでは、新たに自分で打ち立てた会社に、有能な部下に「うちに来ないか」とスカウトすることも引き抜きというようですね。

まあこのような行為が、たいていの場合、契約書等で禁止されているんです。

そこでこのたび、新たに興味深いニュースが報道されました。

⇒ フリーランス 独禁法で保護 企業側取り締まりも
 (毎日新聞 2018年2月1日20時24分配信)

ここに、引き抜きについての記述があったので、引用します。

…企業側による移籍制限や引き抜き防止、過度な秘密保持義務の強要といった乱用がみられ、検討会(※)の報告書はこれらが独禁法が禁じる「優越的地位の乱用」に抵触し、取り締まり対象になりうるとの見解を示した。

※タラッタによる註:検討会とは、企業と雇用契約を結ばずフリーランスとして働く人たちの労働環境改善を議論する公正取引委員会の有識者検討会(座長=泉水文雄神戸大大学院教授)のこと。

…複数の芸能事務所の契約書のひな型には、芸能事務所側がフリーランスの芸能人との契約を一方的に更新できる内容になっており、引き抜きや移籍を事実上制限していた例も確認されたという。…

引用元:https://mainichi.jp/articles/20180202/k00/00m/040/096000c

ここでいう「引き抜き」が具体的にどういったものかは分かりませんが、今後の動向が気になる記述ですね。

引き抜きと一口に言っても、内情はさまざまです。

音楽教室などのケースでよく聞くのは、

「私は○×教室でピアノをX先生に習っていたけど、X先生が突如○×教室をやめてしまった。だから今度からY先生が担当することになった。だけど、私はどうしてもX先生に習いたかったので、○×教室をやめて、個人的にX先生に習うことにした」

といったものです。

X先生が、この生徒に、

「私、○×教室をやめるから、ぜひ私の自宅レッスンに来てね

と勧誘していれば、明らかに引き抜き行為といえます。

たしかに、引き抜き行為は○×教室からしたら気持ちの良いものではなく、契約違反になって逸失利益などの損害賠償を請求される可能性もあるでしょう。

しかしです。

生徒自身が「X先生がいい」と言っていれば、それは生徒の純粋な思いであるわけなので、その思いを尊重してあげる(勧誘する)ことは、先生にとっては愛に基づく行為でもあります。

生徒が「X先生はイヤ」とか「別にY先生で構わない」って言っているのに、あるいは特に何も言っていないのに、X先生が「私のところへ来てね」と勧誘しちゃったら、やはりそれは NG だと思います。

が、生徒が「X先生がいい」と言っているなら、それによる引き抜き行為は許されるべきものだと思うのですね。

私が業務委託契約を結んでいる音楽教室のケースだと、契約書には、思わず首をかしげたくなるようなことが書いてあります。

要約すると、

「うちの生徒(顧客)に、個人的に(あるいは他教室で)レッスンを実施したらダメ」

といった内容です。

いや、ちょっと待てよ と。

たしかに行き過ぎた勧誘をしたら、それはダメです。
しかし契約書には、「実施したらダメ」といったことが書いてある。

たとえば私が個人的に教室を開いていて(あるいは別の企業の教室で別ネームでレッスンをやっていて)、生徒が勝手にそのサイトを見つけて勝手に申し込んで来ても、

「レッスンを実施するな」
「引き受けるな。断れ!」

となるわけです。

いわばこれ、生徒の純粋な思いを踏みにじっていることになりませんかね?ってことです。
それにどんなお客様を選ぼうが、それはこっちの自由です。

「あなたはあちらの教室の生徒さんであるから(であったから)、私のプライベートレッスンの受講を死ぬまで禁止しまーす!

だなんて冷酷な対応はできるはずない。
大切な生徒を、そんな扱いにはできない。

生徒は、それで音楽が嫌いになってしまう可能性もあります。
芽を積んでしまう可能性だって・・・。

音楽を教える身としては、そんな残酷なことはできません

私の解釈が間違っているならあれですが、企業側のあの書き方では、いつでも「ほら書いてあるでしょ」と強気の姿勢をつくれてしまいます。

ここまで来ちゃうと、独禁法(独占禁止法)が禁じる「優越的地位の乱用」に抵触してもおかしくない気がします。

先ほどご紹介したニュースの内容は、本当、興味深いです。
今後どうなっていくのかが非常に気になります。

やたら引き抜き行為をすることは良いとは思いませんが、ある程度その辺の線引きがハッキリしないと、私たち講師側は圧倒的に不利です。

もっと融通の利く市場になっていってほしいと願っています。

なお、続けて次の記事も是非ご覧になってみてください。
またもや新たなニュースが出てきましたので♪

⇒ 「業務委託の音楽講師にも最低報酬が適用されようと?!

今回は以上です。
では、にんにん!!

 P.S.
今回のニュースのことは詳しく調べていないので、検討違いのことを言っていたらすみません。
でも、思いは以上のとおりです。

 
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