自分の歌声を録音して聴いてみたらショックを受けた!

どうも!タラッタです。

このあいだ、私が声楽を教えている生徒から「自分の歌声って録音すべきですか?」と質問を受けました。私は「そうか、この人は録音するのが怖いんだな」と思いながら、笑顔で「はい。録音して聴いてみると良いですよ」と答えました。

私のように、もう何年も声楽をやっていると録音することは「当たり前」になってきているんですよね。私自身、レッスンの録音はあまりしないですが、自宅で練習したりするとき、何度も録音&再生を繰り返しています。

「あぁ、自分の声ってなんて素敵なんだろう」ってナルシシズムに浸っているわけではないですよ(笑) 音程は正しいか、声にムラがないか、とにかく聴くに堪えられる歌か・・・というところを気にして、ひとりでにショックを受けながら聴いているのです(笑)

そう。自分の歌声を聴くっていうのは、なかなか勇気がいるんですよね。私に質問してきた生徒は、こう言っていました。

「こんな声!?とショックを受ける」

「こんな声!?とショックを受ける」

生徒に「録音して聴いてみると良いですよ」と伝えたところ、案の定「こんな声!?とショックを受けるから録音するのが怖いんです」といった旨の答えが返ってきました。

その気持ちすごくよく分かるんです。自分自身、「今日はなんかイイ調子!」と思った日に図に乗って録音して自分の歌声を聴いてみると、「え・・・なななな、なんだコレ。ヘタクソ!死ね!」という状態になってしまったことがあります(乱暴ですみません)。

自分自身が聴いている自分の声と、録音されている(≒人が聴いている)声というのは、全然違うのです。

生徒も、かつて初めて録音して聴いてみたときに「自分の声が、こんなにもずさんで品のない声だとは思わなかった」と思ったそうです(まあ、実際私が聴く限りは全然下品ではない、むしろ上品ですけれどもネ)。

耐えて録音を聴こう

なぜ、嫌な思いまでして録音した自分の声を聴くと良いのかというと、答えは簡単です。それこそが真実の声だからです。歌い手自身が「違う!」「自分が歌っているときはもっと澄んでいる気がした!」と嘆いても、人には違った印象が植え付けられています。

録音して聴くということは、自分の声を客観的に聴くということなのです。変な癖とかに気付けることもあります。

まあ、レコーダーやプレーヤーのスペックが低いと当然悪く聞こえたりしますが、最近は性能の良い機器が多いので、ぜひとも積極的に使ってみたいところですね。

素直な気持ちで聴くことが大事

自分の声を聴くときに斜に構えてしまったり、機械のせいにしたりすることがあるかもしれません。そりゃ無理もないですよ。誰もが自分の「下手さ」を認めたくないんですから!

だけど、「素直な気持ちで」聴くことが大事です。聴こえてきたとおりを受け入れて、ダメなところをピックアップしていきます。良いところには、ナルシストになって素直に感動すれば良いのです。

性能の良い機器であるべし

一昔前は、カセットテープを使って録音していました。音質は悪いですが、客観的に自分の声を聴く上では重宝できました。今でも十分に役に立ちます。

でも、今の時代にはせっかくの良質な機器があるので、そういうのを使っていくべきだと思いますね。

まあ、予算の都合とかもあるでしょうから、ちょっと性能の悪いものでも仕方がないですが、できる限り良い物を使えばそれだけクリアな音質で聴けるが多いと思います(絶対とは言えませんが)。

でも、自分の粗もクリアに表出されるので、覚悟はしておいたほうが良いかもですね(笑)だからこそ良いのですが。

なぜ録音した声は違う声なのか

自分で聴く自分自身の声と、プレーヤーから聴く自分の声はなぜ違うのか、ご存知ですか?人が聴いているあなたの声の質は、おそらく後者のほうが近いと思います。それにはちゃんとした理由があります。

音が伝わることを「音の伝導」といった言い方をしますが、音は通常、空気を伝わっていきますね。例えば、遠くで花火の音がしました。すると、空気中を波となってあなたの耳にたどり着き、あなたは「あ、花火の音だ」と判断します。これを「気伝導」といいます。

誰かの歌声を聴いて「綺麗な声だな」「へたっぴだな」と感じるのも、気伝導として歌声があなたの耳に伝わってくるためです。

それに対し、あなた自身の声というのは少し事情が違います。まず、あなたの口から発せられた声は、気伝導としてあなた自身の耳に伝わりますね。しかしもうひとつ道があるのです。それは、体の内部から頭蓋骨を伝わって内耳に届く道です。その音の伝播のことを「骨伝導」といいます。

かなり大雑把ですが、イラストのようなイメージです。

気伝導と骨伝導

実際はもっと複雑だと思いますが、このように、「外と内」の声が、あなたには聞こえているのです。が、レコーダーは気伝導の音しか拾わない。よって、録音した声とあなた自身が感じる自分の声には違いが生まれるのです。

なお、ここで「なぜ骨伝導が加わると違って聞こえるのか、その仕組みを詳しく知りたい」という人もいるかと思いますが、すみません、私は科学者ではないのでちょっと分かりませんm(__)m

レコーダー&プレーヤーは良き先生

私は、歌を先生に習うことは大切だと思っていますが、自分の声を録音して聴き、よ~く分析してみることも同じくらい大切なのではないかと考えています。

レコーダーでササッと「録音」し、プレーヤーでチャチャッと「聴く」。たったこれだけの作業が意外に面倒ですが、やるかやらないかでは、今後の歌声の伸びは変わってくるのではないかと思います。

いかに自分を客観視して冷静に分析するか。就職活動でいう自己分析のように気合いを入れて分析してみましょう。再生して聞こえてきた歌声は「真実」です。真実を曲げることなく、素直な気持ちで聴いてみましょう!

 
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