歌詞を朗読することはとても大切なことなんです!

どうもこんにちは、タラッタです。

梅雨はいつまで続くのでしょうか?まだまだ天気が悪く、気分がスカッとしない毎日ですね。でも、こんな湿っぽい日本も、私はけっこう好きだったりします♪

さて今回は、歌の勉強における歌詞の朗読の重要性についてお話しします。

クラシックとかポップスとかに限らず、歌の学習者で歌詞をきちんと朗読している人は、いったいどれほどいらっしゃるんでしょうか?朗読はとても大切なんですよ~!

なぜ歌詞朗読が大切なのか?

「歌う上で、なぜ歌詞の朗読が大切なの?」と疑問に感じた方も少なくないと思いますが、私は逆にお尋ねしたいです。「なぜ『なぜ歌詞朗読が大切なのか?』という疑問を抱くの?」と。

歌って、多くの場合、作曲の際には歌詞があってそこに音楽を付けていきます。当然、歌詞の内容や抑揚を活かしながら、作曲家が曲に仕上げていくわけですね。

例えば、歌詞の中に喜びの表現があれば、それを高い音で表現したりします。逆に悲しい歌詞にも、それなりの音を充てていくわけですね(もちろんここに答えはありません)。

そういった作曲の流れがあることからも、歌というのは歌詞ありきのものなのです。だから、いかに歌詞が命であるか、お分かりいただけるかと思います。

歌詞の世界観を味わい、具現化しよう

歌う上で大切なのは、まずは「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように」という5W1Hを把握することです。それが把握できたら、歌詞の世界観を味わい、具現化することが大切です。

ちょっとここで、以下の歌詞を声に出して読んでみてください。

 七つの子

(からす) なぜ啼(な)くの
烏は山に
可愛い七つの
子があるからよ

可愛(かわい) 可愛と
烏は啼くの
可愛 可愛と
啼くんだよ

山の古巣へ
行つて見て御覧
丸い眼(め)をした
いい子だよ

(作・野口雨情)
※ 1995年に著作権消滅
※ルビは当ブログ運営者によるものです

【ちなみに・・・】私が歌っている「七つの子」。アカペラですが、休憩がてら是非お聴きください♪

 

今あなたの頭には、どのような景色が浮かんでいますか?烏はどんな烏でしょうか?鳴き声はどうでしょう?そもそも、鳴き声と啼き声の違いって何でしょうか?

・・・このように、歌詞においては実に様々なイメージや価値観が錯綜し、ひとつの世界がつくりあげられているわけです。これを味わってから歌うのとそうでないのとでは、歌の真実性に大きな違いが生まれることは当然です。

「とにかくキレイな声で歌えることが大事」「歌詞なんて味わわなくても、歌声が良ければ人は感動する」・・・たしかにそうです。歌では歌声も大切だし、歌声とか機械的な音楽表現だけでも聴かせられます。現にそういうスタンスの声楽家もいらっしゃいますから!

しかし、それはそれだけでしかありません。その先に何かあるのか?といえば、何もありません。人々を歌声で感動させることができても、心の底からグッと込み上げてくる何かを感じてもらうことはできないのです。それだけ、世界観を味わって具現化していくことは大切なのです。

歌には歌い手の心が現れ、聴き手は第六感を通して感じ取ります。だから、何も味わいの無い ただただ美しいだけの歌では、芸術性にも人間性にも大きく欠けてしまうと私は思っています。

歌詞の朗読によって、音楽性も豊かになる

先ほど、歌は歌詞ありきだよーというお話をしました。音楽は、その歌詞の抑揚に合わせて音付けされていることが多いでしょう。だから歌が言霊として生きてくるわけです。

もし朗読を怠って歌ってしまうと、それは一個一個の仮名を、一個一個の音に当てはめて歌っているだけにすぎません。いくら旋律の流れを汲み取っていても、そこに言霊はないのです。

すると、聴いたときには真実性に欠けるし、グッとくる何かが無くなってしまう。それだけでなく、言葉が聞きづらくなる原因にもなります。なぜって、言葉に沿って歌っていないからです。

歌詞を朗読してこそ、音楽性との兼ね合いやバランスを汲み取ることができ、言葉としても旋律としても、より自然に聞き取れる域に達することができるのです。

このあたりは実践でないとなかなか説明がしづらいですが、ご理解いただけたら、是非朗読を積極的にやってみてくださいね♪

歌詞の朗読の仕方とは

さて、ここから実際の朗読の仕方というのをお伝えしましょう。朗読というのは「声を出して読むこと」ですが、ここでは、ただの音読ではなく、もっとじっくりと読んでみることを意味します。一個一個の単語を噛みしめて読むのです。

実際に朗読のレッスンを受けると、滑舌や発声法をはじめ、アクセントやイントネーションのことを事細かに指摘されますが、まずは気にしなくてOKです。いかに噛みしめて味わって読むか?が大切です。

もう一度、先ほどの歌詞を掲載しますので、ひとうひとつの単語に時間をかけて、ゆっくりとお読みになってみてください。

 七つの子

(カラス) なぜ啼(な)くの
烏は山に
可愛い七つの
子があるからよ

可愛(かわい) 可愛と
烏は啼くの
可愛 可愛と
啼くんだよ

山の古巣へ
行つて見て御覧
丸い眼(め)をした
いい子だよ

(作・野口雨情)
※ 1995年に著作権消滅
※ルビは当ブログ運営者によるものです

さあ、あなたの描いた世界は、何年何月何日何時頃ですか?烏は、どんな大きさで何羽いましたか?生まれてどのくらい経っていましたか?それとも、夕日に映るシルエットゆえに いまいちよく分からなかった…とか?

その辺に答えはありませんが、いかに具体的にイメージするか?が重要です(欲を言えば、作詞者のバックグラウンドとかも把握しつつ汲み取れると良いのですが、それはそれで高度なことになるので、ここでは特に言及しません)。

そしてそれができたら、今度は読み聴かせをするかのごとく、まとまりを考えて読むことになります。できれば、滑舌や発声、アクセントやイントネーションを考慮します。そこではじめて芸術的な詩に近づくことができます。

ちなみに、滑舌に関しては、「滑舌良くハッキリ喋るための方法と、同じく歌うための方法!」に書いてあるので、あまり自信のない方は是非お読みください。

・・・歌詞の朗読の仕方に関しては、ざっと以上です。もちろんこんな単純なことではないので、可能なら、実際に朗読レッスンを受けたりしてみると良いでしょう。あくまで歌においては、やはり歌うことが主体なので、朗読は以上の感じで良いと思います。

最後に

歌詞の朗読の重要性、だいたいお分かりいただけましたか?

理屈云々よりも、実際にやってみましょう。朗読をせずに歌うのと朗読をしてから歌うのとでは、全然違ってきます。それを体感することができたら良いですね。当然ながら聴き手に与えるイメージも格段に変わってきます。

歌詞の世界に溺れて酔いしれた歌を歌うのは本当は良くないですが、とりあえずは思いっきり没頭なさってみてください。まずはそこからです♪

 
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