「風になる」と「明日への扉」のサビがそっくりなのはなぜ?

どうも!タラッタです。
たまに空耳についての記事を書いている私ですが、今日もそういった記事です♪

さて、タイトルにあるように、「風になる」という歌と「明日への扉」という歌のそれぞれのサビが似ているよーって話です。

「風になる」は、ジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌でもあり、作曲は つじあやのさん。歌っているのも つじあやのさんです。

「明日への扉」は、作曲はai(川嶋あい さん)で、歌っているのも同じく彼女(グループ名:I-WiSH)です。

で、早速ですが、それぞれのサビをお聴きください♪

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・・・と思ったのですが、著作権などの都合により、載せてしまうとちょっとマズイかな~と思うので、お手数ですが、合法的な何らかの手段でお聴きくださいませm(__)m

では、1番サビの歌い出しだけ、「引用」という形でご紹介しておきたいと思います。

「風になる」1番サビ
陽の当たる坂道を 自転車で・・・

「明日への扉」1番サビ
いつの間にか すきま空いた 心が・・・

↑ この部分、是非聴き比べてみてください♪

一時期、この2曲が著作権侵害かどうかの件で巷で話題に上ったことがあるそうです。
私は詳しくは知らないのですが、ネットでちょっと調べてみるだけでも、それにまつわるお話が出てくると思います。

結局は「偶然」というのが結果ですが、やはり所詮は同じ人間がやることですもの。旋律のひとつやふたつ、似てくることなんてありますって♪

・・・と勝手に取り上げておくだけではあれなので、余裕がある方は購入して堪能なさってみてください♪

カギは「カノンコード」にあり!?

実は上の2曲のサビが似ているのは、そこにカノンコード進行が用いられているのも大きな要因でしょう。

「かのんこーどしんこう??なんじゃそりゃ」って方も多いと思いますが、要するに、かのクラシック名曲であるパッヘルベルのカノン(※)に用いられているコード進行に由来しているコード進行のことです。

 ※ パッヘルベルのカノンはこんな旋律で有名な曲です♪↓

 

パッヘルベルのカノンでは、ベースが、

 レ~ラ~シ~ファ~ソ~レ~ソ~ラ~♪

という動きをひたすら繰り返しています。

これを分かりやすくハ長調(C Major)のコードだけにすると、

 C-G-Am-Em-F-C-F-G

 

となります。これぞカノンコードなる進行です!
このコード進行は、(個人個人での感じ方はそれぞれですが)シンプルながらも、心地良さとか安定感とか引き寄せられる何かがあるというのが特徴です。

なお、元々カノンっていうのは、ある旋律を追いかけっこして演奏したり歌ったりする様式を意味しています。

先ほどご紹介したパッヘルベルのカノンはもっと複雑ですので説明は割愛しますが、本来のカノンは「追いかけっこ」という意味を持っているのです。

しかし今回取り上げているカノンコードは、追いかけっこコードという意味ではなくて、単純に、パッヘルベルのカノンに使われているコードと同じコードだよっていうことですので、誤解なきようお気を付けくださいね。

そしてカノンコードは、今や日本のポピュラーソングやアニメソングにも多く用いられているコード進行です。

この世の中には無数に音楽が溢れかえっているので、同じあるいは派生型のコード進行が用いられれば、自然とメロディーが似てくることもあるでしょう。

「風になる」と「明日への扉」は、その典型的な例と言っても過言ではありません。

パッヘルベルのカノンを思いっきりパクっている有名な合唱曲「遠い日の歌」も、当然カノンコードがバリバリ活躍しています。

以下のとおり、カノンコードが使われている曲は、ほかにもたくさんあります。

赤い鳥「翼をください」、岡村孝子「夢をあきらめないで」、井上陽水「少年時代」、ZARD「負けないで」、岡本真夜「TOMORROW」、『忍たま乱太郎』の「勇気100%」、『千と千尋の神隠し』の「いつも何度でも」、森山直太朗「さくら」、大塚愛「さくらんぼ」などのサビにも、カノンコードやその派生型が用いられています。 ☆ 敬称略
※ 派生型はコードは若干異なりますが、原型のような安定感・・・というか耳馴染の良さがあります)。

音源を再生しながら、サビとかメロとか色々歌ってみてくださいね♪
(派生型の場合は若干違和感があるかもしれませんが^^;)

 

そういえば、私が好きな曲のひとつに島倉千代子の遺作「からたちの小径」があります。

これは歌の入りのところでカノンコードの派生型らしきコード進行が感じ取れますが、その派生はだいぶ顕著です。歌詞「なつかしいうたを~よみがえる」の部分において、先述したハ長調のカノンコードで言うところの一つ目(最初)、三つ目、六つ目と八つ目(最後)の計4つ、つまり全8つのうちの半分しか合致しませんでした。

でも、断片的にカノンコードが残っていると言えるし、合致しないコードも、理論的には原型からそう遠くないハーモニーだと思うので、これらが「おや、これはカノンコード進行みたいだな」と感じた原因かもしれませんね。

この辺りまで来ると、カノンコードの部類に属すかそうでないかの意見が分かれそうですが、カノンコードの原型に合わせて歌ってみるとかなりしっくりきます。

ちなみに「からたちの小径」は、島倉さんが亡くなる3日前に最後の力を振り絞って歌い遺しただけあって、非常に感慨深いものです。是非一度聴いてみてくださいね♪

それにしても、日本人って、本当カノンコードが大好きのようですね。DNAには組み込まれていないはずなのに、とても不思議です。



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まとめ

これで、「風になる」と「明日への扉」のそれぞれのサビが似ている原因がちょっと分かった気がしますね♪J-POPとパッヘルベルのカノンは、遠そうで近いですね。日本でパッヘルベルのカノンの人気があるのも、なんだか頷けます。

カギはカノンコード!ぜひ覚えておこう(^^♪

とは言っても、「風になる」と「明日への扉」のように音の動きまで似るのはスゴイ!

偶然の賜物ですね。一回双方を入れ替えて歌ってみましょうかね(笑)
あと、先ほどの音源を再生しながら、是非色々歌ってみてくださいね♪

ちなみに、「明日への扉」の原曲は卒業ソングでもある「旅立ちの日に・・・」です(有名な“白い光の~”で始まるのとは別です)。作曲者は同じ川嶋さんです。

今回は以上です!
お読みいただきありがとうございました。

ネットで色々検索していると、
カノンコードについて詳しくまとめてあるサイトがあったり、
カノンコードを使ったメドレーとかもあって面白いですよ♪

是非、堪能してみてください(^^)/

では、にんにん!!

 
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