音大での一般授業科目の例はこれだ!

音大の授業科目

どうも!タラッタです。

このあいだ声楽のレッスンで語学のお話をしたところ、生徒に「音楽やる人って語学も勉強しないといけないのですね」と言われました。そうなんですね。音楽をやる上では、語学をはじめ色々な一般常識を知っていないといけません。

音楽大学というのは基本的に「特別」な扱いをされています。「音楽のプロ養成」といったイメージがあるかと思います。

たしかにそうですが、実は他の大学とあまり変わりません。専門が音楽であるというだけのことです。工業大学では工学など、教育大学では教育などといった具合に、音楽大学では音楽などというだけです。そしてどこにも、語学や数学やスポーツなどの、俗にいう「一般科目」の授業もあります。

一般科目の例

私が通っていた音大での「一般科目」の例を挙げてみましょう。これから「音大に入りたい!」と考えている人は、是非参考にしてみてくださいね!

英語、英会話、ドイツ語、イタリア語、フランス語など

語学

語学の授業は、全部は履修(その科目の授業を受けること)しなくても良かったですが、ある程度必修になっていました(選択制だったと思います)。

クラシック音楽を学ぶ上では、ヨーロッパの言語の勉強が欠かせません。特に「イタリア語」なんかは音楽と密接に関係しているので、たとえ必修でなくても学ぶべきでしょう。

私は、英語、英会話、イタリア語、ドイツ語、ドイツ語会話、フランス語を履修しました。

ただ、「英語」に関して言えば、内容が高校入試レベルで「おい、馬鹿にすんじゃねーよ」という感じでしたね。おそらく進学校の高校を出た人にとっては非常に簡単な授業。一方、高校時代に勉強をサボってきた人にとっても、真面目に受けてさえいれば期末試験は合格できるレベルでした。

もちろん、これは大学にもよるので一概には言えませんが、少なくとも私が出た音大ではそうでした。ほかの言語の授業もさほど難しくなく、真面目にやっていれば合格はたやすいものでした。

でもひとつ。音大生にとって大事な「イタリア語」の授業が、なぜか毎回漢字の授業でした・・・(^^;)1コマ90分の授業でしたが、イタリア語に触れたのはそのうちの15分だけとか、ザラ!(しかも先生が15分遅れて来たり早めに終わったり)

いくら学生たちが勉強が嫌いでも、それはちょっと、、、という感じでしたね。一方で「ドイツ語」はドイツ出身の女性講師でしたが、毎度律儀で物腰柔らかな授業でしたね。

文学、心理学、美学、経済学、法学、宗教学など

文系

私が通っていた音大では、文系科目が非常に充実していました。特に必修とは限りませんでしたが、教員免許取得を目指す人だと、必修になる科目もあったように思います。

私は、文学、心理学やカウンセリング論、美学、そして日本国憲法などを学びました。

基本的にどれも高度なことはしませんでしたね。そりゃ専門ではないですから当たり前です。でも「心理系の授業」は興味深い内容も多かったですね(つまらないときはすごく眠たかったけど)。それに、「美学美術史」という授業では、部屋を暗くしてスクリーンにヌードの絵が!!・・・というのは冗談で(笑)、芸術的な洋画を鑑賞したりしました。

あと、「日本国憲法」はとても充実しており、かつ大事な授業でした。期末試験も、持ち込み物によるカンニング可だったのにもかかわらず、けっこうな難易度があったように思います。レポート提出も多かったと記憶しています。

いわゆる文系科目は、先ほどの語学や上記の科目以外に、ヨーロッパ思想史、仏教学、宗教学、経済学、社会学、社会福祉、法学、著作権法などに関する科目がありました。

 ※欲を言えば、全て履修したかったくらいです。でも、他の科目やレッスンが重なった影響で、履修できないものもたくさんありました。これから音大に入る方は、教養を深めるためにも、できる限り多く履修してみましょう!

音声生理学、医学、生物学、数学、環境学など

理系

音大生なら大部分の人が嫌っている(?)理系科目も、もちろん音大にありました。基本的には必修ではなかったですが、私のような声楽専攻者は「音声生理学」は必修でしたね。

私は、その音声生理学のほか、音声病理学、芸術と数学を組み合わせた科目や数学史を履修しました。

理系科目の名称を聞いただけでアレルギー反応を示す人もいるかもしれませんが、どれも面白い授業でしたね。特に専門ではないので、先生も気楽に講義を展開してくださったように思います。

例えば「数学」なんかでは、ピタゴラス音階の理屈を説明してくださったり、幾何学模様の謎などの解説があったりしました。興味がない人にとっては「つまんねー」という感じでしたが、興味がある人にとっては「へ~」という感じでしたね。

そして「音声生理学・病理学」は、非常に興味深かったです。私が声楽専攻ということもありましたが、ノドや声帯のシステムやメカニズムを学んだり、発声障害や脳と言語の関係など学びました。この経験は、今の声楽人生に大きく貢献しています。

理系科目として何が設置されているかは大学にもよりますが、私がいた音大では、ほかに医学や音響学、環境学などがありました(実験系はありませんでした)。また、聞いた情報によると、音大によっては生物学、生態学、化学、物理学などがあるところもあるようです。

保健、スポーツ、情報、ビジネス、マネジメント論など

保健体育やビジネス

他の科目はここでまとめちゃいますね!

いわゆる保健体育や情報、商業、経営といったところです。教員を目指す人は保健体育系はちょっと必修だったと思いますし、専攻によっても経営関係は必修だったように思います(定かではありませんm(__)m)。

私が履修したのは、スポーツや保健の授業くらいでしたね。スポーツの授業は、テニスやダンスなどから何をするか選べましたが、私はウォーキングを選びました(笑)大学の周辺を歩いたりジョギングしたり、また季節を感じたり、案外気楽で楽しかったですね。

あとは、音楽関係の科目ですが入門的なDTM(パソコン上で音楽を制作する)というのも学びました。これに関しては、情報化社会である現在、いくら学んでも損はないのでは?と思います。でも、興味ある人なら独学でいけるんじゃないかな?(^^;)

なお、ビジネス系に関してはよく分かりません。私は全く関与することがありませんでした。今の時代ではもっと充実しているのでしょうかね。特に経営やマネジメントについては、学んでおくと絶対にプラスになるでしょう。だって、音楽家って自分の名を売る商売でもあるわけですからね。

番外編

その他

一般科目といってよいのか分かりませんが、ほかにも、教職科目や福祉の実習などがあります。教員を目指す人は必ず履修しなければならない科目で、中学の教員免許状が欲しい場合は福祉の実習もたしか必須だったかな。

教職科目には、専門(音楽)の教育法や教育学をはじめ、教師論だとか指導論だとか特別活動論だとか教育実習があります。私は教員への道を途中でスッパリ絶ったため詳しいことは分かりませんが、これらを全てこなすとなるとなかなか暇はないようです。

また、保育士になるための課程がある大学では、それなりの科目が設置されているはずですし、音楽療法士になりたい人でもそれなりの科目が設置されているはずです。この辺は、是非ご自身の力で調べてみてください。音大のサイトから科目を確認できるかもしれないので^^

入試にはどんな一般科目があるのか?

音大の入試では、国公立の場合だとセンター試験が課されているはずです。とはいっても、英語・国語・数学から1~3科目といった感じでしょうか。詳しくは知らないので何とも言えませんが、全科目というのはまずないと思います。

そしてそこに二次試験として、センター試験とは別に国語や英語、場合によっては地歴公民の何かが課されることもあるかもしれませんね。邦楽関係だと古典が必要なところもあった気がします。

一方、私立の音大の入試は、本当場所によってさまざまです。英語と国語だけで良かったり、そのどちらか一方だけで良かったり、はたまた一般科目の試験を受けずに済ませる方法だってあるはずです!

このシステムが、音大のちょっと特別なところ・・・かもしれませんね。一般の大学ではみっちりと試験があるところが、音大だとわずかです。その分、専攻の実技試験や楽典・ソルフェージュなどの試験が命ですが(^^;)

最後に

音大における一般科目のお話、いかがでしたか?

演奏家に目指すことだけを考えれば、音大は必要ないかもしれません。でも、音大ではさまざまなことが学べて、視野も可能性も広がります。

音大出身なら音楽家しか道がない!と決めつける人もいるかもしれませんが、それは実にもったいないのです。一般教養がたくさん学べるし、プロフェッショナルの人間関係を体験を通して学ぶこともできます(しかも大学に世間体的に守られながら!)。

音楽を介して人とのつながりを拡げたり、音楽を通して別の職種・業種に踏み込むこともできるはずです。音大は、そういった広い視野での活動を考えている人(またはそういう可能性を育みたい人)にとっての格好な場だと思いますね。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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「音大卒」は武器になる

 
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