「音大卒」の戦い方 を読んで 【レビュー】

どうも!タラッタです。

以前『「音大卒」は武器になる』を読んでのレビューを書きましたが、
今回はその続編ともいえる『「音大卒」の戦い方』を読んだレビューです。

ネタバレになる可能性があるので、ご注意ください。 
 



「音大卒」の戦い方

(著:大内孝夫、協力:武蔵野音楽大学) 
 

前の本は、音大生に向けて書いてある内容が多かったですが、今回は卒業生に向けて書いてある内容も多かったです。総じて、とても良い内容でした。身にしみました。“幅広い視野” を持つことって、とても大切だなあとつくづく・・・。

この本で印象に残ったものを、目次(p.7~p.9)の項目から順に挙げると、

  • 女性の社会進出と音楽大学
  • 音大生の武器、音大卒の武器
  • 一般大学よりも人材が育ちやすい音楽大学
  • 音大生の一般的なイメージと現実のギャップ
  • 「就職すること=音楽を捨てること」では決してない
  • 大学で学ぶことと一般社会で必要なことのギャップ
  • 学校では教えてくれない本当のサバイバル術
  • 音大生の性格・タイプ別診断
  • 【実践編】音大卒のサバイバル術
  • 成功者の話は参考にしすぎない

もちろん全て面白かったのですが、以上の項目を特に興味深く読みました。

中でも、最後の「成功者の話は参考にしすぎない」については目から鱗でしたね。私も友人もそうですが、やはり成功者の話を第一に参考にしようとしている傾向にあります。「この人と同じような思考で同じようなやり方をしていけばいいんだ」と信じて、ひたすら頑張ったりしたものです。

親に進路のことで相談したときも、必ずといっていいほど「成功者は何と言っているか」という話になりました。どこでも「成功者」や「権力者」の話が出て、結局その人の言っていることは “正しいはずだ” と信じました。

今では、「人の人生は人の人生、自分の人生は自分の人生だ」という思考になりつつありますが、どうしても、人のサクセスストーリーは興味深く聴いてしまいますね。売れているお笑い芸人の経歴とか読んだことがありますが、実に面白いです。

でも、その人の人生と私の人生は違うのであって、真似れば良いというものではない(参考にするのは大切だけど)。そのことを今回の本で改めて知り得ました。その人だから良かったのであって、たとえ同じことをしても、自分だったら成功には結びつかないわけですよね。

こういった点は、実技の習得でも言えるかと思いますね。ある先生がA君に「このミの音で声を頭声に入れましょう」と言った途端、A君は今まで苦戦していたフレーズをうまく歌えるようになったとします。そこで見学していたB君は「そうか!」と思い、後でA君の真似をしました。ところが、B君はそのフレーズ歌えるようにならなかったばかりか、ノドを壊してしまった・・・。

まあこれは大げさな例ですが、人生においても同じようなことが言えるような気がします。上っ面だけ真似をしても、それは大きな意味を成しません。自分の人生は自分で切り開かなくちゃ!というわけですね。それも、本に書いてあった「サバイバル術」を参考にしながら。

その「サバイバル術」というのは、本のp.147の内容をまとめると、ただ生き残ることだけではなく「生きているという実感や充実感を味わうことができる人生」を送ることのできる状況に転換するための方策とのことです。

どうしても音大出身者は、音楽(ことに専攻分野)ばかりにこだわりすぎてしまう人が多いですよね。それでうまくいけば良いですが、うまくいかない状況ではいつまで経っても人生は豊かにならず、いつか泣くことになってしまいます。それではいけないので、思考を変えてサバイバル術を身に付けねばなりません

本を読んだだけで、とてもではないですがサバイバル術を身に付けられるとは思いませんので、やはり「実行に移す」ということが大事だと思いますね。前の『「音大卒」は武器になる』でも、「読んで満足」「理解した」「頼もしい!」という人がけっこういたようですが、実際に行動に移すことこそが大切で、それをやっている人は、(私の勝手な勘では)少ないんじゃないかと思います。

まあ、私も、もしかしたらそのうちのひとりかもしれませんね(笑) 本というのは不思議で、読了するとそれだけで満足して終わりになってしまい、その本を棚にしまったら最後、読むことはほとんどありません。いかんなあ!本当はきちんと読み返し、反芻して咀嚼・消化すべきなんでしょうけどね(^^;)特に自己啓発系は、ね。

おっと、レビューなのに小難しい話になってしまいましたね!

そういえば、今回の本には懐かしの “神崎ゆう子” さんが登場します。今の音大生世代には分からない人が多いと思いますが、私のような20代後半から30代にかけては、知っている人も多いのではないでしょうか。

そう、『おかあさんといっしょ』のうたのおねえさんだった方です。私はゆうこおねえさんの声が大好きでした。優しくて元気があってかわいくて。子供ながらに、ゆうこおねえさんに恋をしそうな勢いでしたね。おさむおにいさんとのコンビネーションも素晴らしく、私が生きているうちに見てきたコンビでは最高レベルだと思います。

今私が日本の唱歌や童謡が大好きなのも、ゆうこおねえさんとおさむおにいさんの歌が、少なからず影響しているはずです。カラオケでは、「どんな色がすき」を歌ったりしています(笑)

あと、「夢のなか」って歌は、とっても優しい歌。脳内再生するだけで泣けてくる・・・。子供の頃を回想しながら「親に守られて幸せだった日々は二度とやって来ない。今度は私が親を守っていかなきゃなあ」と感じます。

あ、すみません。。。話が脱線してしまいました(^^;)

そう、今回の本では、武蔵野音楽大学卒であるゆうこおねえさんの音楽人生について少しだけ触れられているのです。女神のようなゆうこおねえさんも、実は人間であったことが明らかになりました。私はそこに妙に感動し、目頭が熱くなりました

というわけで、取り留めのないレビューになってきてしまったので、そろそろ終わりにしたいと思います。

『「音大卒」の戦い方』、とても良い本でした。棚にしまいっぱなしにせず、読み返しては参考にし、自分のこの先の人生の歩み方について、頭を冷やしながら考えていきたいと思います。まあ、今現在不満であるわけではない(自分なりに豊かなつもり)ですが、この先どうなるか分からない世界なので、長いビジョンで人生設計をしていきたいものですね。

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