オーケストラ伴奏で日本歌曲を歌ったことを振り返る

どうも、タラッタです!

今日で2014年が終わるということで、
今年一年の音楽事情で最も印象に残っていることを書いてみようと思います。

2014年で一番大切だったことといえば、大学院修了。
同時に大学院の「修了演奏会」への出演が、私にとっては一番印象に残っています。

その演奏会では、大学側の手配のお蔭もあって、
オーケストラをバックに日本歌曲を歌うことができました。

日本歌曲といえばピアノ等による伴奏で歌うことが多いので、
オーケストラ伴奏というのはなかなか貴重。

そもそも、原曲版でオーケストラ伴奏になっている日本歌曲って、
くまなく探しても無いんです。
作品目録によれば作曲された形跡があるのはけっこうありましたが、世の中に楽譜が出回っているか否かは別問題で、楽譜探しに非常に苦労しました。

で、結局探し当てたオーケストラ伴奏の日本歌曲は、
なんだか無調チックでメロディーというメロディーがほとんどない、ハイレベル(だけど自由な)楽曲でした。
使用楽器もマニアックだったりね(^^;)

「まずい・・・。これでは私の歌のほうが間に合わない」と思いました。
「そしてオーケストラの方々にも多大な迷惑がかかってしまう」とも。
・・・それほど厄介な曲だったのです。

本番日はまだまだまだまだ先でしたが、
本当に悩みました。このまま行こうか、それとも止めようか迷ったんです。
師匠とも色々相談しました。

その結果、その厄介な楽曲は無しになりました。
もしやっていたらやっていたでかっこよかったかもしれませんが、

「オーケストラや大学側に多大な迷惑がかかる」
「私自身も、その曲を歌おうという気力が起きなかった」
という結論が、私と師匠との間で出たのです。ここは安全な道を選びました。

まず使用楽器にマニアックなものが入っている時点で、
その演奏者を雇うにあたって大学側は非常に苦労するはずです。
人探しもそうですが、大人な事情の範囲でも迷惑がかかってしまうと予想しました。

それに、私自身も無調でヘンテコ(?)な曲は経験が浅すぎて、
修了演奏会で自分の力を生かし切ることができないばかりか、
お客さんに退屈な思いをさせてしまうだろうと推測を立てました。

で、その楽曲が却下となってから焦った焦った!
さてどうしようか。色々探してやっと見つけたオーケストラ伴奏の日本歌曲。
これがNGとなったのだ!

・・・で、もう原曲にこだわるのをやめにしました。

大学院の修了を飾るなら、やはり原曲にこだわって大曲を歌うべきだったかもしれませんし、師匠も私もそのような考えの下で色々相談し合っていました。

でも、実際に聴きにいらっしゃるお客さんにとっては、こっちの都合なんてどうでもいいわけです。大学院を修了するって言ったって、「あっそ」なんですよ(^^;)

大事なのは、やはり、音楽を提供する(お聴かせする)ことです。曲にこだわることも大事は大事ですが、一番優先すべきなのは、自分の実力に見合った曲で良いから、しっかりとその世界を創り上げて提供することです。

実際の演奏が成功するか失敗するかは別として、お客さんが最も安心感・満足感を得られそうな方法を選ぶ必要がある!と、私は思ったわけです。ましてや修了演奏会なので、私のソロリサイタルとは違います。自我を押して自分ワールドを提供するよりも、ちょっと身を引く感じでもイイ!と思いました(良い意味で)。

 ※ でもって大学院での研究成果が歌に出ればもっと良いですが、それは別の曲(ピアノ伴奏の曲)で学内だけで行われる修士試験(修了演奏会とは別)や論文に基づく口述試験で達成してみせる予定だったので、修了演奏会に関しては「研究成果を云々」とかあまり考えないことにしました。

よって、原曲版はキッパリとあきらめ、編曲版でいいからオーケストラ伴奏の日本歌曲を改めて探すことにしました。編曲版なら、有名な日本歌曲がたくさんあるのでは?と思いました。だって、有名な歌手だって、編曲版のオケ伴日本歌曲でCDとか出してますから。楽譜が無いわけないんです。

ところがまたもや問題が起きました。
実際に、オーケストラ伴奏の編曲版日本歌曲を歌った歌手が使った楽譜は存在しているはずなのですが、それをどうやって手に入れれば良いか?という大きな壁にぶち当たったのです。

レコード会社に訊けば良い?歌手本人に問い合わせる?でもどうやって??
・・・いずれにしても、非常に面倒だし、使用料みたいなのを支払うことになって大学側にまたもや厄介な仕事を作ってしまいそうだ、と思いました。

それに、もう曲目提出期限まで数ヶ月(だったかな)というところ。あらゆるところと連絡を取り合い、大学とも話し合い、それから楽譜を用意し・・・とかやることを考えると、意外に時間が無いことに気付きました。師匠からは「もっと早くから動くべきだったよ」とお叱りを受け、身が縮みました。

で、めんどくさがり屋な私は、
「楽譜の手配についてはもういい!」と半分自暴自棄になり、気ばかりが焦っていました。

そして、ここから話は急展開します。

以前に何気なくyoutubeで色々聴いていたとき、
日本の歌を色々とオーケストラ曲(しかもバロック風)に編曲して演奏している投稿があったのですけれども、
そのことをふと思い出したのです。

バロック風だったので、とても印象に残っていました。
煌びやかで、「これいいね~♪」って感じでしたね。

そしてもう一度youtubeでその演奏のページを開き、
編曲者(作曲家です)の名前を確認してみました。
で、何気なく彼の名前をネットで検索。そしたらサイトが出てきました。

このときは、「何か手がかりでもあればいいな~」っていう感じで、
半分くらい期待を馳せていたと思います。
最悪、編曲を依頼しようかな・・・とも考えていました。そしたら、

なんと!!奇跡が訪れました!!!

彼は、ネット上で楽譜の提供(有料)をされていて、
これまでの編曲リストもサイトに載っていたのです!!
(あ、記憶違いならすみません)

もちろん有名な日本歌曲も載っていました。
「神様ありがとう!!!」って、私はガッツポーズ♪♪
もう喜び勇んでましたね~。

しかし、自分の歌いたい曲や、声に合った曲があるかは別問題。
編曲されているので、原曲とはキー(調性)や趣が異なっていたりするはず。
そう考えた私は、サイトに書いてあった連絡先に早速メールをし、事情をお話ししました。

・・・まあ、ここから色々とやり取りがありまして、
無事に、歌いたい曲の楽譜を購入することができました。
移調のほうも注文できて、非常に嬉しかったです。

(ちなみに格安でやっていただけたので、この上なく有難かったです。
 そして自腹です。アッハッハー♪)

あとは楽譜が届くのを待ち、
届いたら早速師匠にお見せして、レッスン開始!!
とは言っても、レッスンはピアノ伴奏で行われるため、よくあるフツーの楽譜でやりましたが(^^;)

それから、届いたオケ伴楽譜は大学側に貸し出して。
あとは大学側が様々な事務的な処理をやってくれる!
(もし個人でやったら多大なる労力と時間を要しそうです)

無事、指揮者にはスコア(総譜)が、
オーケストラの団員さんたちにもパート譜が行き届きました。

・・・時を経て、本番の前月。
本番が3月だったので、2月頃ですね。
ようやく、オーケストラとの合わせ稽古が始まりました!

うん、ピアノ伴奏と違って、オーケストラだとかなり壮大な雰囲気になる!
曲は「荒城の月」や「城ケ島の雨」などの有名どころ何曲かだったのですが、
ピアノ伴奏のときとはまるっきり違う曲に感じるほど一変。時代劇みたいになりました!

ただ、ピアノ伴奏に慣れている私にとって、
オーケストラ伴奏というのは高い高い壁でしたので、
発声面では色々頭を悩ませました。

まあ、ここまで来たからにはやるしかない!という思いもありましたが、
もっと前から、オーケストラを想定した発声・歌唱の練習をしておくべきだったと痛感しました。

ちなみに、オーケストラの人数が予想以上に多かったのにもビックリ!
チェンバロが入っていた(スゴイでしょ^^)ため、
私はバロック的な規模のオケを想像していました。

でも実際はヴァイオリンにしろチェロにしろ管楽器にしろ何人もいて、
私自身の想定の甘さまでを痛感しました。
それに、編曲者の方にも、最適なオケ人数などをしっかりと確認を取っておくべきでした。

・・・と、まあ色々あったわけですが、
全部書いているとつまらない記事になってきてしまうので、そろそろ終わりにしましょうかね(^^;)

本番は、楽しく歌えました!!
と言いたいところですが、その一方で、まだ格闘しながら歌ってしまっている自分もいました。どんな格闘かというと、オケを伴奏にしたときの声の出し方とかです(^^;)

うわ~~~だっせーーーって後で自覚しました 笑
先ほども書いたように、もっと早くから事細かにシミュレーションしておくべきでした!
どうも私には「なんとかなるだろう」癖があるようです。アカン!!

まあ、それも経験による学習ですから、
全然悪いことをしたとはこれっぽっちも思っていません♪
次ですよ次!!

・・・・・

・・・・・このようにして終えた修了演奏会。
2013年から色々と頭を悩ませて歌い上げた、私の晴れ舞台(^^)
これが2014年で一番印象に残っている音楽の思い出です。

と思ったんですが、いや、違いました。。。

6月に、とある公共施設のロビーでちょっとした催し物があったんですが、
そっちのほうが鮮明に頭に焼き付いてますわw

修了演奏会は遠い過去のように感じていますわw

・・・こんなオチですみません。翻してゴメンナサイm(__)m
たくさん語っておきながら、本当申し訳ございません。

ということで、2014年も終わり!!!
とにかく健康に一年を終えることができ、幸せに思います。
過ぎ去る年に感謝の辞を述べ、新たにやってくる2015年を気持ち良く迎え入れたいと思います。

それでは皆さん、
良い御年をお迎えください。

今年一年もありがとうございました。


P.S.

もっと大事なことを書き忘れてました!汗

当ブログは、この場が3番目の土地です。
12月頭に前ブログから急遽引越ししました。
色々迷惑をおかけしましたことを、この場を借りてお詫び申し上げます。

そして、2015年も当ブログをよろしくお願いいたします☆

 
スポンサーリンク

>> 全記事一覧はこちら <<

サブコンテンツ

クリックでD.C.