音楽は音を楽しむこと…というのは間違い?本当の意味って?

どうも、タラッタです。

「音楽」という言葉は、文字通り「音を楽しむ」と書きます。
…といった論は、至る所で目にしたり耳にしますが、これっておかしいと思いませんか?

「音を楽しむ」とするならば、「楽音」と表記すべきですよね。
(あ、「楽音」っていうのも別の意味がありますので、後述します)

する」というのは、「」と書くはずです、漢語ではきっと。
というか高校で習った漢文ではそうなっていたので、
「音楽」を「音を楽しむ」とするのは、非常に違和感があるんですね。

さて、ここで「音楽」の言葉の意味を見ていきましょう。

「音楽」って、そもそもどんな意味?

goo辞書(提供元:デジタル大辞泉)によりますと、「音楽」には次のような意味があります。

おん‐がく【音楽】
1 音による芸術。音の長短・高低・強弱・音色などを組み合わせて肉声や楽器で演奏する。
2 歌舞伎の鳴り物の一。寺院の場面などに、笛・大太鼓・鈴などで雅楽風の演奏をする。

引用元:goo辞書 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/34277/m0u/

辞書的には、以上のような感じです。
私たちにとっては、1の意味のほうがしっくり来るのではないかと思います。

では次は、「音」と「楽」に分けて見てみましょう。

おん【音】
〈オン〉
1 おと。
2 音楽のふし。ねいろ。
3 言葉の音声的な要素。
4 漢字の読み方の一。中国語音に由来するもの。

引用元:goo辞書 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/34242/m0u/

がく【楽〔樂〕】
〈ガク〉音を組み立てた調べ。音楽。
〈ラク〉
1 たのしむ。たのしい。
2 たやすい。
3 「千秋楽」の略。

引用元:goo辞書 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/38530/m0u/

こうやって見てみると、
「音楽」の「音」は1の意味、「楽」も単純に音楽(調べ)という意味となります。

だから、ちょっと似たような言葉の組み合わせこそ「音楽」ということになるので、
「音を楽しむ」と解釈するのは大きな誤りということになりそうですね。

もちろん、「楽」という言葉には「楽しむ」という意味がありますが、
上記の辞書を基にすればその場合〈ラク〉と読むことになるし、
熟語としては「楽音」〈ラクオン〉というように書くべきところだと思います(言葉の専門家ではないので、間違ってたらすみません)

ちなみに「楽音」という言葉は既に用語〈ガクオン〉として存在していて、
Wikipediaでは次のように説明されています。

楽音(がくおん)とは、一般的には楽器や人の声によって奏でられる「音楽の音」あるいは「音楽に使われる音」という程度の意味であるが、より限定された用法として、音を振動の形態によって純音・楽音・噪音の3つに分類する場合に、規則的な振動が持続する音のうち、純音を除いたものを指す。

引用元:Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%BD%E9%9F%B3

元々ある「楽音」という言葉には、「音を楽しむ」という意味はありません。
単純に「」という意味での漢語構成「」になってますね。英語でいう「’s 」みたいに。

一本取られてしまいました(^^;)

「音を楽しむ」というのは こじつけ

ここまでお読みいただいて分かったかと思いますが、
「音楽」を「音を楽しむ」と解釈するのは、単なるこじつけです。
字面だけを見てしまっているということですね。

私の勘ですが、そういう人って、
人間の表面っツラを気にする人であったり、
あまり人の中身を深く勘ぐったりしない能天気な人なのかな~って思ったりします。声楽家に多そう 笑(偏見デスごめんなさい)

・・・まあそれはいいとして、
音楽が嫌いな人や、音楽で深く悩んでいる人に対して、
「音楽ってのは、音を楽しむことなんだよ」と諭すのはアリだと私は考えています。

漢語の構成としては間違っていますが、
価値観としては、それはそれで間違ってはいないはずです。
だから「文字通り、音を楽しむって書くよね」と言うのではなくて、単純に「音を楽しむことなんだよ」だけ言えばセーフ…というかOKだと思います。

まとめ

漢語の構成なんかなんじゃー!!って思う方も多くいらっしゃるかと思いますが、
そういった些細なところにも目を向けるのって大切な事なんじゃないかと思います。

この単語(熟語)にはどんな意味があるのか?
というのを、しっかりと考えたことはありますでしょうか?

音楽用語だって、例えば「dolce=優美に、甘美に」って覚えている人は多いですが、
イタリア語として捉えるなら、もっと幅広い意味があります。
dolceにはデザートっていう意味もあるんですよ♪ほら、口の中まで甘くなってきたでしょう?(*^^*)その感覚が音楽に生きるんです!!

このように、漢字のみならず、あらゆる言葉に対して、
また、できれば人間の心理や社会情勢などなど、
なるべく細かいところにまで疑問を抱いて深く見ていくことは、非常に意義のあるものだと思います。世界観も広がるでしょう!

ただ、一歩間違えるとウンチク野郎になってしまいますので、
その点だけはちょっと要注意ですね。
知識というのは懐にしまっておくべきであり、ひけらかすものではないですから。

「じゃあブログでいちいち言うなよ!」ってことになりますが、
それはそれ、これはこれ! ということで・・・(^^;)

・・・なんだか偉そうにすみませんでした。

 
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