真実を届けよう

どうも、タラッタです。

昨日は、
演奏家は役者」というお話をしました。

伝え方は違えど、
真実の世界を創り上げるのは、
俳優も演奏家も変わらないのです。

では今日は、
真実の世界を創り上げるための方法を、
・・・と言っても、
「方法」となると話が厄介になり、
それはTPOによっても変わってくると思うので、
「糸口」として、お話ししましょう。

真実を聴き手に届ける糸口です。

先に言っておきますが、
早い話、
スタニスラフスキー・システム・メソッド
を学べる場があるなら、
そこで具体的に体得するのが
よろしかろうと思います。

真実を伝えるためのひとつ。
ただ単に、嘘をつかなければいいのです。

「嘘をつくな」と言うと、
「俺は正直者だぞ!」と反論したくなる方も
おられると思いますが、
そういうことではありません。

何かしらアクションを起こそうとするときの、
そのアクションが、
1、心とリンクしていない
2、心とリンクしている
のどちらの状態にあるのか、
着目してみましょう。

1の状態であるならば、
それは形だけのアクションです。
これこそが“嘘”なのです。

例えば、
すればいいんだろ!的な、
店員の嘘っぽい笑顔とお辞儀。
マニュアル人間の特徴です。

2の状態であるならば、
それは心からくるアクションです。
これが“真実”です。

店員の例で言えば、
「お客さんが来てくれて本当に感激!」
と思うからこそ笑顔になり、
感謝したくなってお辞儀をするのです。

さて、演劇では、
役者が1か2のどちらであるかによって、
お客さんの反応が分かれてきます。

1ならば、
嘘を伝えていることになるので、
お客さんはその世界に入り込めず、
腑に落ちずに会場を後にすることでしょう。

この例、いかがですか??

愛し合っていない2人が、
とってつけたような演技をして抱き合っている。
抱擁のテクニックを駆使して、
あたかも愛し合っているように見せかけて・・・。

そんなのを観て、感動しますか?

しないですよね。。。

まあ、中には騙される方もおりましょうが、
「いい話だったけど、どこかいまいち」
と感じる方が大半でしょう。

一方で、
2人が本当に愛し合っているなら、
抱き合う姿を見たときに、
2人の愛の物語に引き込まれ、
はじめて感動を覚えるのです。

お客さんは目に涙を浮かべるかもしれません。
帰りも、余韻に浸りながら、
しみじみとした気分で帰れるかもしれません。

でも、演じている2人は、
実生活でも愛し合うべきかといえば、
そういうわけではなく、
人前で演じているときだけ、
本当に愛し合っているべきなのです。
 (実生活でも恋に落ちる例もあるようですラブラブ)

簡単に言えば、舞台上で、
「なりきる」
ということが大切なのです。
 (これがまた難しいのです・・・。)

なりきる、つまり、
心とリンクした動きをとるためには、
心を鍛える訓練をすべきなのです。

感性を鍛えるということです。

見たり、聞いたり、嗅いだり、
感じたりすることで、
あなたの心(気持ち)は変化しますよね。

それを、役柄の上で行うのです。

これはなにも、俳優ばかりでなく、
演奏家でも同じこと。

はじめに心があって、
次に形(つまり演奏)がくるわけです。

演奏テクニックだけで感動させようとしても、
私なら、絶対に感動しません。

そこに心が見えないと、
感動しないのです。
世界に引き込まれないのです。

楽譜どおり演奏するのは大事ですが、
ひとつひとつの音符には意味があり、
また、作曲者自身の心があります。

それを演奏者が読みとり、
そこで演奏者自身の心を寄生させます。

心、感性は非常に大事です。
テクニックは、
それを正確に伝える手段でしかありません。

演奏家に限らず、
あらゆる職でも同じことが言えると思います。

上辺だけのことをして伝えようとしても、
相手の心には響かないのです。

以上、真実を届ける“糸口”でした。

私もまだまだ修業の身。
大口をたたける人間ではございませんが・・・笑

 
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