「歌わせて“いただきます”」という言葉の乱用が嫌い

どうも~!タラッタです。
12月もついに半ばになってきました。あっという間ですね!

さて、今回は、
「いただきました」とか「いただきます」という言葉が嫌いじゃ~!
っていうお話です。

よくfacebookとかのSNSを眺めていると、
「演奏会で歌わせていただきました」とか、
「出演させていただきます」という言葉を見受けます。

本当、腐るほどに使われている言い回しです。

ずばり、私はそれが嫌いです。

なぜ嫌いか??
・・・それは、なんか虫唾(むしず)が走るからです(笑)
そしてその後考えてしまうんです。なんでそんなに謙遜するの??って。

いや、きっと本人は特に何も考えず、ただただ丁寧な言い回しだと思って書いているだけにすぎないかもしれません。でも、どこかでその言い方を覚えたのは事実だし、良かれと思って頻繁に使っているんだとは思います。

とにかく寒くなるからやめてほしい。

まあ、本人の立場を考えてみると、
本番の舞台に立てることってとても貴重で大切な経験です。誰かの力が無ければ、その場で演奏したり歌ったりすることはできないはずです。

だから、「させていただく」という考え方は間違ってはいないんですね、本来は。

ただね、それは心の内にしまっておくからこそ本当の言葉の深さが生きてくると思うのです。皆に宣伝したりするときに言っちゃったらなんだか軽々しい・・・というか、どこかしっくり来ない感があるんですよね。

「あなたの“させていただいてます”的な気持ちはどうでもいいよ。とにかく出演するんだろ?なら、ストレートに“出演いたします”って書いておけばいいやないか」って思っちゃうんですよ。

そのほうがよほど潔い感じがするします。お客さんからしたら、その人が”出させていただいている”とか“勝手に出てる”とかどうでも良くて、事実として出演するんだから、それをそのまんま書いときゃええの!って話です。

と、まあ私は屁理屈なのでそういうイジワルなことを考えているわけですが(^^;)

現に、させていただきます症候群っていうのがあるのはご存知ですか??

・・・日本語とかの言葉に興味がある方なら聞いたことがあるかもしれませんが、最近の若者に見られる、何でもかんでも「させていただく」と付ければ丁寧語になると思っている状態とかのことです。(こう言うなんて私もオッサンニなったか?笑)

ビジネスシーンでも結構多用されているらしいのですが、
実は、本来の日本語の使い方として間違っている場合が多いようです。

例えば、私はこうやってブログを書いております。
でも、「書かせていただいております」と言うと誤りなんです。

けどさ、そう言ったほうが、
「あぁ、この人丁寧な人なんだな~」
って、読み手側は感じるわけですよ。そうでしょ!?

だから書きたくなったりしちゃいますし、
嫌っておきながらも便宜上使ってしまうこともあります正直言えば!

ただ、本来は誤った使い方なんです。
そこは「書いております」というふうに言っておけばええんだよって部分なんです。
誰かに書かせていただいているわけではなく、自分の意思で書いてるからです。

歌とかの演奏も似たようなものではないですか?

確かに、頭を下げて、
「おねげえだ!ここでひとつ、おいらは歌っておきてえんだ!どうか頼む!この通り!」
っていう背景があるならば「歌わせていただく」という表現は誤っているわけではありません。

でもでも、先に書いたように、
それはその人と歌わせてくれる人との間に成り立つ関係であって、
facebook等での宣伝でそんな表現されても、そんな事情知るかって気持ちになるわけなんです、私は。

・・・まあ、勝手に一人悶々と考えて、
ただのバカなんですけどね私は(^^;)

ただ気になるのは、
言葉の意味をよく考えるべき人(声楽の人とか)が構わず使っていると、
「本当に声楽家?」ってとんでもない領域まで思考回路が伸びるわけです。

誰もそんなこと考えていないだろうし、私自身も「え、私ってここまで鬼のような人間だったっけ?」って思ったりもするのですが、う~ん、やっぱり気になるものは気になるのです。

はじめのうちは、ただただ「変だな~」って感じていただけですが、
「させていただきます」という表現を至る所で目にする度に、
なぜ変なのかを考えるようになって、次第にイジワル的な思考が確立されてしまったんです。

正直、そんなんではいつしか口に出すようになったり書き込んだりしちゃいそうなので、早いところ考え直さなきゃな~って思ったりもするんですけどね(^^;)そうなったら敵が多くなって生きづらくなってしまうので。ってかもう書いてるかここにッ アハハ~♪

・・・とまあ、支離滅裂に色々述べましたが、
「させていただきます」は、現状では嫌いです。

ところが、ふと思ったことが。

書き言葉だとすっごい嫌なんですが、
なぜか話し言葉だと意外に受け入れられんですよね。

なんだろう?
例えば「歌わせていただきました」ひとつとっても、
「歌いました」と言われると、なんだか無愛想・・・というか事務的に聞こえてしまうんですよね。

枕詞じゃないけど、言葉の音には不思議な力があるんだな~って改めて思ったのです。「歌わせていただきました」という言葉のほうが、耳あたりが良いし、相手に対して親近感のようなものが湧くわけです。

あくまで話し言葉の場合は ですよ。

だから、させていただきます症候群に限らず、
文法とか用法的には誤っている言葉遣いでも、人の心とか気持ちが介入することであたたかい言葉になりうるんだなあということです。それこそ“言霊”なのかもしれませんね。

まあ、そうとは言っても、受け入れられるものとそうでないものがありますけどね(^^;)

そして繰り返しになりますが、
書き言葉における させていただきます症候群は嫌いです。
つまり、相手が話し口調を無意識のうちに意識して書いているのかもしれないのに、私はそれを十分に汲み取ってあげることができないというわけです。

結論!
私は冷たいんだ!(笑)

ここまで、お読みいただきありがとうございました。

参考になるサイトがありますので載せておきます。
⇒ 視点・論点 「させていただきます症候群」(NHK解説委員会解説アーカイブス)

 
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