お正月!一月一日(唱歌)を歌って盛り上げてみよう!
どうも、タラッタです!
2015年、あけましておめでとうございます☆
さて、早速ですが、
元日には『一月一日』を歌ってお正月を盛り上げてみよう!
・・・ってことで、新年の初記事を書いてみました。
『一月一日』は明治時代に作られた唱歌です。
著作権は完全に切れている曲ですから、
堂々と歌詞を載せたいと思います。
一月一日
作詞 千家尊福(せんげたかとみ)
作曲 上眞行(うえさねみち)1、
年の始めの 例(ためし)とて
終りなき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門(かど)ごとに
祝(いお)う今日こそ 楽しけれ2、
初日の光 さし出でて
四方(よも)に輝く 今朝の空
君がみかげに 比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊とけれ※ ()内はルビです。
↑これがよくある歌詞ですが、
実は、作られた当初はちょっと違っていました。
2番の「さし出でて」が「明(あきら)けく」、
「四方に輝く」が「治まる御代(みよ)の」となっていました。
しかし、大正2年に現在の歌詞に改変されました。
(ちなみに、『一月一日』の読み方ですが、
「いちがつついたち」、「いちがついちにち」、「いちがつがんじつ」などがあります。当時は「いちげついちじつ」と児童たちに読ませたそうです。)
まあ、とにかく、この歌は非常にめでたい歌ですから、
理論とか細かい背景とか云々は置いておき、
のびのびと笑顔で歌うと愉しくなると思います(^^)
「君」という言葉が出てくるから歌ってはならない!
という意見も少なからずあると思いますが、
難しいことは考えず、“大切な人”を思い浮かべて歌ってみましょう。
それか、こういった歌い方もアリでしょう。
それは、当時の世相を学ぶという意味です。
少し話が逸れますが、
軍歌や戦時唱歌を歌うと「右なのか?」と思われる恐れがありますし、
実際に近所に聞こえる声で歌うには勇気がいるはずです。
でも、私は日本人として、歌ってならないことはない!と思っています。
戦争賛礼や反対などの話題とは関係なしに、
日本の史実を学んだり、歌を通して過去を振り返るきっかけになると考えています。
『一月一日』を歌うことはそれと同様です。
お正月という めでたい今だからこそ、
改めて日本の文化や史実に目を向けて、
各々がそれぞれの思いなり考え方を育くみ始めるチャンスでもあるのです。
だから、私は『一月一日』を歌うことはとても有意義だと思うのです。
それに単純に、綺麗な曲だから素敵♪
お年寄りはこの歌が大好きだし、
この先も大切な日本の歌として廃れずに残っていってほしいなあと思います。
・・・と心配している傍らで、
スーパーとか百貨店に行くと、BGMで流れていることがあります。
テレビCMでも聞いたことあるし、演劇でも役者さんたちが歌って会場を盛り上げてくれたこともありました。
と、想像しているよりもメジャーなのかもしれませんね(^^)
ちなみに、別の『一月一日』もあります。
これは作詞者が『蛍の光』の歌詞を作った稲垣千穎(いながきちかい)で、
作曲者が『夏は来ぬ』の曲を作った小山作之助(こやまさくのすけ)です。
こちらはマイナーすぎるので、ほとんど知られていないと思います。
興味があったら調べてみてください。
歌詞だけ載せておきますね♪
1、
年(とし)たつけふの大空(おほぞら)にひかりかゞやく日(ひ)のみかげ
あふがぬ民(たみ)はなかりけりわが君(きみ)ちよに萬世(よろづよ)に2、
とし立(た)つ今日(けふ)のいへごとにいはひたてたる日(ひ)のとはた
なびかぬ國(くに)はなかりけり我國(わがくに)千世(ちよ)によろづよに3、
年(とし)たつけふのよろこびにつどふまなびのいへのうち
われらはともに祝(いは)ふなりわが師(し)は千世(ちよ)に萬世(よろづよ)に4、
とし立(た)つ今日(けふ)のよろこびに集(つど)ふ學(まな)びのいへのうち
我等(われら)はともにいはふなりわが友(とも)ちよによろづよに
新年初の記事は、『一月一日』についてでした!
正月らしく、もう少しポップな感じにしようと思いましたが、
結局真面目な感じに仕上がってしまいました(^^;)
では改めまして・・・、
本年も何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m