歌を歌うとき、人前に立つと緊張してしまうなら・・・

どうも!タラッタです。

歌を歌うときって緊張しますよね。私も、音大で声楽を学んでいたにもかかわらず、いまだに人前に立って歌うときは緊張します。

何を隠そう、保育園児のときは恥ずかしすぎて歌えない人間でした。ひとりではなくて皆と一緒に歌うのに、年少時は舞台に立っても無言、年中で口パク、年長でようやく歌うようになりました。そう、当時から緊張しいだったんです。

緊張しいな性格はずっと続いていますが、それは大人になっても同じ。なぜ自分が声楽の道へ進んだのか不思議なくらい、私は人前で歌うときに体が硬直します(笑)

 関連記事:「経験のある歌手にも、本番で緊張してあがる人がいます

緊張している自分を自覚することが大切

緊張せずに歌うにはどうしたら良いか?と考える前に大切なことは、自分は緊張するんだと自覚することです。もしあなたが緊張を改善したくてこの記事にいらっしゃったのなら、それは大きな一歩です。素晴らしいことだと思います。

「人前に立つと緊張してしまうんだ」ということを知らねば、どうすることもできません。上手く歌えない・・・いつもの力が発揮できない・・・それらは全て、緊張からやってくるものかもしれません。

緊張といっても、恥ずかしくて顔が赤くなってしまう人、体が硬直してしまう人、ハイテンションになってハメを外す人、色々いらっしゃることでしょう。

いずれの場合にも共通するのは、日頃のパフォーマンスを発揮できないという点です。それはなぜかというと、意識や集中力が散漫したり、普段あまり使わない筋肉に力が入ってしまったりしてしまうからです。つまり、ニュートラルな状態からはかけ離れているわけです。

「自分は人前で緊張する」と自覚できたあなたは、今度は、人前に立ったそのときに、「今、自分は緊張している」とリアルタイムで自覚してみることにチャレンジしてみましょう。

リアルタイムで自覚しよう!それには場数を踏むことが大事

緊張しているそのときに、リアルタイムで緊張を自覚するのは大変難しいことです。一回や二回ほどのチャレンジでは、頭の回転が追い付かず、失敗に終わってしまうと思います。

ではどうしたら良いのか?といったら、それはやはり、場数を踏むことでしょう。「舞台慣れ」という言葉を聞いたことはありますか?つまり、人前に立つことに慣れれば、ある程度冷静さを保てるようになってきます(緊張していても)。

そうすれば、「今自分は緊張しているんだ」と自覚することができます。場数を踏めば踏むほど良いでしょう(ただ、踏みすぎると緊張している自分が当たり前になってしまうので、期間を置きながらやると良いかもしれません)。

リアルタイムで自覚できたら、次は、「今、どのような気分なのか」「何に対して緊張しているのか」「体のどこに力が入ってしまっているのか」等々を、考えてみます。もちろん一回で全部考えることはできないので、これも場数を踏んで思考スキルを付けていくのが良いでしょうね。

特に、体の力みを自覚してみよう

気分や精神状態はパフォーマンスに影響します。が、その影響というのは体の力みのことを指します。何かしらの気分に陥って、体が硬直したり、力みたくないところに力が入ってしまったりするのです。

精神面から改善していく方法もあるにはありますが、それは非常に大変なことなので、まずは体の力みを自覚して、それをどのように振り払うかを考えることのほうが現実的かなと思います。

振り払うといったって、人前ですぐにできるようになるには、その振り払い方を日頃から意識したり研究したりする必要がありますが、できるようになれば、パフォーマンスを損なうのも最小限に食い留めることができます。

じゃあ研究には何が大切かといったら、体の仕組みをきちんと理解することです。他記事「正しい立ち姿勢って、意外に猫背っぽく見えるんです」でも述べましたが、アレクサンダー・テクニークというものこそ役に立つ!と私は思います。

興味があったら、是非研究してみると良いでしょう。少し難しいですが、理論的に理解していくことが大切です。

人間、緊張して当たり前!どうにもならないこともある

いくら緊張しないように努力しても、緊張するものは緊張します。それが人間です。仕方がないことです。本能なのですから。

「人前で歌う」といっても、それを動物的にたとえれば、敵の前に出て闘うことです。何が起きるのか分からない。でも、成功させなければならない。弱くてはいけない。そう見られてもいけない。

動物的なたとえは少し大げさかもしれませんが、そういった本能が覚醒するため、人前に出ると緊張するのです。頭では「失敗しても死にやしない」「相手はみんな仲間だ」と思っていても、本能は邪魔をするのですね。

だから、緊張することはどうしようもありません。

たまに「私は全然緊張しない」という人がいますが、それは本能が大きく衰えているか、緊張しているのに自覚ができていない人です。特に後者の人は、人前で失敗した経験がほとんど無い人に多いかもしれませんね(むろん、これは私の推測です)。

程良い緊張は必要

仮に、家でゴロ~ンとしているときほどのリラックス状態で人前で歌を歌ったとしても、それはそれで最高のパフォーマンスにはなり得ないでしょう。自分ではうまくいったつもりでも、きっと陶酔した歌しか歌えていないような気がします。

それでは、ただ周りは白けるだけ。要は、酔っ払いを相手にしているようなものです。

ある程度緊張をしてこそ、パフォーマンス力が高まるのです。というのも、緊張モードを司る交感神経が優位に立つためです。仕事、行動、運動などのときも、交感神経は高まります。当然、攻撃的になるときもそうです。

逆にリラックスモードのときは、副交感神経が優位に立ちます。睡眠や安らぎを司る神経ですね。闘いのときに副交感神経が優位に立っていると、間違いなく殺されてしまいます。人前で歌うときに完全にリラックスしていても同様です。パフォーマンスに失敗します。

よって、程良い緊張を保つことは大切です。気分がやや高揚し、やってやろうではないか!という前向きな力、なおかつ冷静さも兼ね備えている状態です。

元々緊張しいの人は、まずは余分な力や意識をそぎ落とすことに専念し、そういった良い状態にまで持っていけると良いですね。

まとめ

余分な緊張を取る方法は、調べてみるとたくさんありますが、根本から解決するには、やはり先ほどのアレクサンダー・テクニークのような体型的理論をまず知ることかと思います。

そして余裕が出てきたら、スタニスラフスキー・システムというものを学び、パフォーマンスと心理との関係性や、感情や感性の操作方法を学ばれると良いでしょう。ちまたでレッスンもたまに開講されています(主に演劇関係にはなると思いますが)。

まずは自覚すること。これが先決ですね!

アレクサンダー・テクニークを取り扱っている書籍


音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング

 

心と体の不調を解消するアレクサンダー・テクニーク入門

 
スポンサーリンク

>> 全記事一覧はこちら <<

サブコンテンツ

クリックでD.C.